「値引きしないと決まらない」「カード枠で止まる」「稟議で落ちる」──そのままWEB制作案件を逃しているなら、見えていないのは提案内容ではなく支払い設計です。制作のクオリティを上げても、ホームページの費用を一括振込とカード決済だけに縛っている限り、成約率も資金繰りも頭打ちのままになります。
本記事では、WEB制作とショッピングクレジットを軸に、クレジットカード分割やリース、NP後払い、GMOイプシロン、Makeshopなどの決済手段をどの順番で、どこまで組み合わせれば、売上とキャッシュとリスク分担が最も整うかを、現場の実務に落とし込んで解説します。
単なる決済システムの機能比較ではなく、価格で止まる商談の構造、審査で否決されにくい商品設計、営業資料や見積書への載せ方、BtoB案件やサブスク型プランでの活用まで踏み込んでいます。この記事を読まずに決済を増やすと、運用トラブルと未回収リスクだけが増えかねません。自社のWEB制作ビジネスに本当に効く決済戦略を、ここで一度まとめて設計し直してください。
- WEB制作とショッピングクレジットがもたらす“価格の壁”の突破術!成約フローを劇的に変えるヒント
- ショッピングクレジットをWEB制作現場のリアル目線で分解してみた
- WEB制作と決済システム選びの極意!クレジットや後払いやNP後払いとGMOイプシロンの違いを徹底比較
- 決済会社や信販選びで失敗しないためのホームページ制作費用決済徹底比較表
- 導入したのに“使われない”ショッピングクレジットあるあるの失敗パターン!現場でできる改善策
- WEB制作会社と発注企業で今すぐ使える!決済導入チェックリストと実践プロセス
- ショッピングクレジットが効くWEB制作と失敗するWEB制作はどこが違う?リアルケーススタディ大公開
- セキュリティと法令対応を“やり過ぎない”新常識!SSLやPCI DSSや特商法表記の実務ガイド
- WEB制作とショッピングクレジットの掛け算で生まれる新時代の決済戦略!プロ目線で提案する極意
- この記事を書いた理由
WEB制作とショッピングクレジットがもたらす“価格の壁”の突破術!成約フローを劇的に変えるヒント
価格でストップする商談の裏側に潜むリアルな課題
「内容もデザインも気に入っているのに、最後のひと言が必ず『ちょっと予算が…』。」
多くの制作会社で起きている失注パターンは、実は提案内容より支払い設計の弱さが原因になっていることが多いです。
現場で見ていると、価格で止まる商談には次の「三重ハードル」が同時に立ち上がっています。
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会社の年間予算の枠を超えている
-
クレジットカードの利用枠が足りない、もしくは社長個人カードに頼れない
-
社内稟議で一括払いの承認が通りづらい
ここに「支払い方法は一括振込かカードのみ」という条件が重なると、
社長は「いいのは分かる、でも今は動きづらい」という心理になりやすく、
値引き交渉か保留のどちらかに流れやすくなります。
私の視点で言いますと、提案書の段階で “支払いの選択肢” を設計しておかない商談ほど、最後に価格の話で揉める傾向がはっきりあります。
一括や振込やカード決済だけに頼る支払い設計がWEB制作ビジネスを縮小させる落とし穴
一括振込とカード決済だけに依存すると、制作ビジネスは次のような「見えないブレーキ」がかかります。
-
30万円を超えたあたりから、中小企業や個人事業の心理的負担が急増する
-
カード分割は便利でも、枠の問題と個人カード利用の抵抗感で使われにくい
-
制作会社側は、着手金と完了時入金に偏り、資金フローが月単位で乱高下しやすい
支払い方法を増やさないまま単価だけ上げていくと、
「高単価だけど決まりにくい会社」になりやすく、
結果として売上は横ばいなのに、営業コストと見積作業だけが増える状態に陥ります。
支払い設計を見直すときは、顧客側の負担感と自社の資金繰りを同時に比較することが重要です。
| 支払い方法 | 顧客の負担感 | 制作会社の資金フロー | 未回収リスク |
|---|---|---|---|
| 一括振込 | 高い | 安定するが山谷大きい | すべて自社 |
| カード分割 | 中〜高 | 早期入金しやすい | 一部カード会社 |
| ショッピングクレジット活用時 | 低〜中 | 分割でも一括入金に近い | 信販と分担 |
この「負担感と資金フローのギャップ」を埋める要素として、ショッピングクレジットが効いてきます。
ショッピングクレジット導入が変えるのは売上や成約だけではない!資金フローやリスク分担も劇変
ショッピングクレジットを制作ビジネスに組み込むと、単に「分割ができます」という話で終わりません。
現場レベルでは、次の3つが大きく変わります。
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成約フローの変化
- 「300万円は厳しい」が「月々5〜6万円なら現実的」に変わる
- 見積書で最初から月額イメージを提示することで、価格の会話がしやすくなる
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資金フローの安定
- 顧客は分割で支払う一方、制作会社にはまとまった金額が先に入金される形も取りやすくなります
- 長期案件でもキャッシュの見通しが立てやすく、外注や人件費の計画が組みやすくなります
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リスク分担の構造が変わる
- 未回収リスクの一部を信販会社と分担する設計が可能になり、
「納品後に入金が遅れる」「途中で支払いが止まる」といったトラブルを軽減しやすくなります
- 未回収リスクの一部を信販会社と分担する設計が可能になり、
導入を現実的に進める際のチェックポイントを簡単に整理すると、次のようになります。
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どの価格帯のホームページにショッピングクレジットを適用するか
-
誰と誰が契約主体になるのか(顧客・制作会社・信販の関係)
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入金サイクルと手数料を踏まえたうえで、見積フォーマットにどう反映するか
この設計が整うと、「値引き交渉に追い詰められる会社」から、「支払い方法の提案で信頼を得る会社」へとポジションが変わっていきます。
価格の壁で止まり続けていた商談が、支払い設計を変えるだけで一気に動き出すケースは少なくありません。
ショッピングクレジットをWEB制作現場のリアル目線で分解してみた
「値引きはもう限界。でも単価は下げたくない。」中小規模の制作会社から、打ち合わせのたびに聞こえてくる声です。価格の壁を営業力だけで突破しようとして疲弊しているケースが多く、支払い方法の設計を変えるだけで一気に風向きが変わる場面を、私は何度も見てきました。
ここでは、WEB制作ビジネスで本当に使えるショッピングクレジットを、現場のリアル目線で分解していきます。
カード分割やリースとは何がどう違う?ローンや割賦やビジネスクレジットの本質を徹底解説
まず押さえたいのは、「誰が誰にお金を立て替えているか」と「何を担保にしているか」です。
| 決済手段 | お金を出す相手 | 主な対象 | 特徴 | 制作会社側の資金回収 |
|---|---|---|---|---|
| カード分割 | カード会社 | 個人・小規模法人 | カード枠依存、限度額で詰まりやすい | 早期入金が多いがチャージバックリスクあり |
| リース | リース会社 | 機器・ハードウェア | サーバー・PCなど物が前提 | サイト構築費は対象外になりやすい |
| ローン(個人向け) | 金融機関 | 個人 | 制作とは別枠で申込が必要 | 制作会社とは直接連動しない |
| ショッピングクレジット | 信販会社 | 役務・サービス含む | 制作費そのものを分割対象にできる | 原則一括で入金、未回収リスクは信販側 |
| ビジネスクレジット | 信販会社 | 法人・個人事業主 | BtoB案件にも使いやすい | 高額案件の資金繰りと相性が良い |
カード分割は「カード枠の空き」がボトルネックになります。見積100万円でも、クライアントの利用可能額が30万円なら、その時点で商談は失速します。一方、ショッピングクレジットやビジネスクレジットは「その制作契約を分割対象にする仕組み」なので、カード枠に縛られにくく、高単価のサイトや長期の運用プランと相性が良い決済です。
業界人の目線で言うと、ここを混同して営業資料に「分割OK」とだけ書いてしまい、蓋を開けたらカード枠不足だらけで失注、というパターンが非常に多いです。
ホームページ制作やスクールでのショッピングクレジット活用成功ストーリー
実務でうまくいっている会社には、共通するパターンがあります。
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30万〜80万円クラスの制作費を「月々1万〜3万円台」に変換して提案
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制作だけでなく、保守・更新サポートも含めて契約期間を2〜3年で設計
-
初回打ち合わせ時点で「支払い方法3パターン」を必ず説明
例えば、スタートアップ向けにサイトを提供している制作会社では、以下のようなフローに変えた途端に成約率が上がったケースがあります。
- 見積書の表紙に「支払いイメージ」を明記
- 一括振込例:総額80万円
- 分割例:月々2万4千円×36回
- 打ち合わせで「採用1人分の求人広告費と同じくらいの月額」として比較
- 信販審査前に、事業内容・集客計画・キャンセル条件をヒアリングシートで整理
特にスクールや講座を運営する事業者は、「入学金+サイト制作+集客支援」をまとめて提案し、それを一つのショッピングクレジットにしているケースがあります。単発の制作よりも「売上アップまでをセットで買ってもらう」イメージに変えることで、値引きではなく分割という形で心理的負担を下げている点がポイントです。
私の視点で言いますと、この「商品設計と契約条件の整理」を手抜きすると、信販の審査で落ちやすくなり、そのままクレーム化しがちです。裏返すと、ここを整えるだけで可決率も顧客満足も一緒に上がります。
中小企業や個人事業でWEB制作依頼が増加中!後払い・分割を求めるリアルな心理と月額イメージ
中小企業や個人事業のオーナーが、後払い・分割を求める理由は「お金がないから」だけではありません。現場で聞こえる本音は、かなり具体的です。
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「広告費や人件費も同時に増えるので、キャッシュを一気に減らしたくない」
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「融資枠は設備投資に取っておきたい。サイトは売上が見えた分だけで払いたい」
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「初めての制作会社なので、いきなり大金を振り込むのが怖い」
ここで効いてくるのが「月額イメージ」の提示です。中小のオーナーは、初期費用よりも毎月の財布の厚みを強く意識します。
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30万円のサイト → 月々1万円台
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100万円のリニューアル → 月々3万〜4万円台
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300万円クラスのブランディングサイト → 月々1桁万円後半〜2桁万円前半
営業現場では、これを単なる金額ではなく「1件の新規受注で回収できるか」「1人のスタッフの残業代とどちらが高いか」といった、ビジネスの言葉に翻訳して伝えると効果が変わります。
一方で、「分割なら何でもOKです」とだけ伝えると、後から金利負担への不満や、契約期間の長さへの後悔が噴き出します。
そのため、制作会社側は少なくとも次の3点を事前に説明しておく必要があります。
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金利負担を誰がどこまで負うか
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中途解約やリニューアル時の取り扱い
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制作遅延・仕様変更が起きた時の対応フロー
この3点を最初の見積書と一緒にメールで共有し、商談時に口頭でも確認しておくと、あとからのトラブルは大きく減ります。ショッピングクレジットは魔法の杖ではありませんが、「価格で止まる商談」を「投資として判断できる場」に変える強力なスイッチになります。
WEB制作と決済システム選びの極意!クレジットや後払いやNP後払いとGMOイプシロンの違いを徹底比較
高額なホームページの提案が通らない原因は「価格」よりも「支払い設計」にあるケースがかなり多いです。決済を増やしたのに売上が伸びず、未回収リスクだけ増えたという事例も現場ではよく見ます。ここでは、決済システムを“カタログ比較”ではなく“成約フローと資金繰り”の視点で整理します。
クレジットカード決済とショッピングクレジットを賢く組み合わせる実践ノウハウ
カード決済とショッピングクレジットは、同じクレジットでも役割がまったく違います。ざっくり言うと、
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カード決済: 少額〜中額、カード枠に余裕がある顧客向け
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ショッピングクレジット: 高額・長期分割・カード枠が厳しい顧客向け
私の視点で言いますと、営業現場で成果が出るパターンは「見積提示の段階で、支払い方法を同時に3パターン示す」やり方です。
例:
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一括振込: 80万円
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カード一括/分割: 80万円
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ショッピングクレジット: 月額2万5千円台からの分割イメージ
ここで大事なのは月額イメージを口頭ではなく見積書に数字で書くことです。稟議を通す担当者がそのまま社内に回せる形になっているかで成約率が大きく変わります。
ポイントは次の3つです。
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高単価プランほどショッピングクレジットを“デフォルト選択肢”にする
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初期費用を抑え、保守・運用費を月額に分散させて提案する
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カード上限に不安がある顧客には早めにショッピングクレジットを案内する
MakeshopやカラーミーでECカート連携する際の決済選択肢と落とし穴
ネットショップ構築でMakeshopやカラーミーを使う場合、GMOイプシロンや各種決済代行と連携してクレジットカードやコンビニ、後払いをまとめて導入できるのは大きなメリットです。ただ、WEB制作ビジネス目線で見ると、次のような“落とし穴”があります。
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決済システムは入れたのに、制作会社の見積にその情報が一切載っていない
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MakeshopのBtoBオプションや定期購入機能を活かせておらず、毎回請求書発行で疲弊している
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Amazon PayやPayPayを増やしただけで満足し、肝心の高額制作費の分割設計が空白のまま
決済システムは「実装」より「運用ルール」と「営業トーク」が9割です。特にECサイト制作代行やネットショップ運営代行を提供する制作会社で多い失敗は、次のパターンです。
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顧客側の入金サイクルを確認せずに決済手段だけ並べる
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Makeshopの定期購入機能を使わず、保守費用を毎月手作業で請求
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後払いを入れたのに与信ルールを説明しておらず、トラブル時に板挟みになる
接続方式(リンク型やトークン型、API)の選定は、カード情報非保持と自社の開発体制を軸に決めると判断がぶれません。
NP後払いやイプシロン決済が相性抜群な商材、ショッピングクレジットが最適なWEB制作案件とは?
決済ごとの“得意分野”を把握しておくと、設計が一気に楽になります。整理すると次の通りです。
| 決済方法 | 相性が良い商材・案件 | 向いていないケース |
|---|---|---|
| クレジットカード | 〜30万円の制作、テンプレートサイト、サブスク保守 | 超高額案件、カード枠が厳しい顧客 |
| NP後払い | 小〜中額の更新費用、コンテンツ販売、物販同梱 | 長期分割前提の高額制作 |
| GMOイプシロン経由決済 | 当月〜翌月入金で回るEC制作、決済手段をまとめたい案件 | BtoBの長期プロジェクト全体の資金繰り |
| ショッピングクレジット | 50〜300万円クラスの新規制作、スクールやコンサル付きプラン | 超短納期の単発修正、極端に低単価の案件 |
ショッピングクレジットが特に威力を発揮するのは、次の条件がそろう案件です。
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制作費が50万円を超え、分割ニーズが明らかにある
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ホームページだけでなく撮影やロゴ、SEO対策、運用サポートをセットにしたパッケージ化された役務
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中小企業や個人事業で、手元資金は薄いが広告や集客には本気で投資したい顧客
一方で、NP後払いやイプシロンの後払い系機能は、「継続課金」や「小口の追加発注」と相性が良いです。初期構築はショッピングクレジット、毎月の運用費はカード定期課金や後払いという“二段構え”にすると、顧客の心理的負担と制作会社の資金繰りがバランスしやすくなります。
決済は「どれを入れるか」よりも「どのフェーズで何を使うか」を設計した瞬間から、ビジネスの伸び方が変わります。料金表だけでは見えてこないこの設計こそが、現場の制作会社が差別化できるポイントです。
決済会社や信販選びで失敗しないためのホームページ制作費用決済徹底比較表
高単価のホームページ提案で「いいですね、でも予算が…」と止まるか、「その条件なら社内で通せますね」と一発で進むかは、デザインよりも決済設計で決まる場面が増えています。制作フローや契約を理解したうえで決済を設計できる会社だけが、値引きゼロでも選ばれる状態を作れている印象です。
ここでは、よくある振込、クレジットカード、ショッピングクレジット、リースを、費用・手数料・入金サイクルの3つの軸で整理します。
振込・カード・ショッピングクレジット・リースの費用や手数料や入金サイクルを徹底比較
まずは全体像です。細かい料率よりも、「誰の財布にどんなタイミングで負担がかかるか」を押さえる方が実務では役に立ちます。
| 決済方法 | 顧客の負担イメージ | 制作会社の入金サイクル | 手数料・コストの傾向 | 向きやすい案件例 |
|---|---|---|---|---|
| 銀行振込(一括) | 着手時や納品時に資金を一気に用意 | 請求後すぐ〜30日程度 | 振込手数料程度で最小 | 中小案件、既存顧客、低リスクな継続更新 |
| クレジットカード決済 | 分割はできるがカード枠と与信に依存 | 早い場合は翌営業日〜月1入金 | 決済額に応じた料率、固定費が発生 | 〜50万円前後、EC連携、オンライン申込 |
| ショッピングクレジット | 月額の分割で心理的負担を大きく軽減 | 立替払いで比較的早期に入金 | 信販手数料が発生(だが未回収なし) | 50〜300万円の新規制作やリニューアル |
| リース | 月額固定だが期間が長く総額は高くなりやすい | 契約成立後に一括入金 | リース料に金利・諸費用が含まれる | 機器付きパッケージ、長期保守込みのプラン |
私の視点で言いますと、現場で資金繰りに苦しんでいる制作会社ほど、「手数料がもったいない」とカードや信販を避け、一括振込に寄せすぎて商談自体を取りこぼしているケースが目立ちます。手数料はコストではなく「成約率アップの広告費」として見るかどうかが分かれ目です。
中小企業のWEB制作にベストな決済構成と失敗しやすいNGバランス
年商3000万〜1億規模の制作会社やスモールエージェンシーで、安定して成果が出やすい決済構成には共通点があります。ポイントは「顧客の選択肢は広く、自社の管理はシンプル」に保つことです。
おすすめされるバランスは次のようなイメージです。
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一括振込:ベースとして必ず用意(既存顧客や小口案件向け)
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クレジットカード決済:オンライン申込や〜50万円のスピード成約用
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ショッピングクレジット:50〜300万円のメイン制作案件用
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リース:ハードウェア同梱パッケージや長期保守付きプラン用に限定
逆に、失敗しやすいNGバランスは次の通りです。
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一括振込だけで「分割はカードでお願いします」と丸投げ
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カードとショッピングクレジットの両方を用意しているのに、営業資料に書いておらず、価格で詰まってから慌てて持ち出す
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リースをメインに据えて、短期のサイト制作にも無理に当てはめる
NGパターンの共通点は、「顧客の社内稟議とカード枠、資金繰りの3つのハードル」を想像できていないことです。中小企業の担当者は、自己負担か会社負担か、どの予算枠を使うかで判断が大きく変わります。決済フローを提案段階からセットで見せることで、「金額の話」から「月々いくらの投資か」という会話に変えやすくなります。
決済会社の比較で見逃してはいけないポイントはサポート体制やトラブル対応にあり!
決済会社を比較すると、どうしても手数料や初期費用に目が行きますが、制作ビジネスではサポート体制とトラブル対応の差が、長期的な利益を大きく左右します。
チェックすべきポイントを整理します。
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顧客の審査否決時に、どこまで理由を共有してくれるか
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売上取消や分割回数変更など、イレギュラー対応の手順が明確か
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電話やメールのレスポンス速度と、担当者の決済システム理解度
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特商法表記や契約書の雛形について、どこまでアドバイスが得られるか
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セキュリティやカード情報非保持(リンク型・トークン型)の説明が具体的か
トラブルの多くは、技術ではなく「説明不足」と「運用ルールの曖昧さ」から発生します。例えば、ショッピングクレジットの審査結果を顧客にどう伝えるか、キャンセル時にどの段階まで制作費用を請求するかを、契約とページ表記に落とし込めていないと、決済会社や信販へのクレームに発展しがちです。
制作会社側としては、決済システムの機能表だけでなく、
「トラブルが起きた時に、どの部署が誰とどの順番で連携してくれるか」
を具体的に質問しておくと、サポート体制の本気度が見えてきます。
価格で負ける制作会社と、同じ金額で選ばれる制作会社の差は、デザインセンスよりも、この決済と契約の裏側をどこまで設計できているかにあります。決済比較はカタログの見比べで終わらせず、自社の営業フローと契約フローにどこまで組み込めるかまでをセットで判断していくことをおすすめします。
導入したのに“使われない”ショッピングクレジットあるあるの失敗パターン!現場でできる改善策
ショッピングクレジットを導入した途端「成約率が一気に上がる」と期待したのに、実際は誰も使わない。制作会社の営業現場で一番多い声です。私の視点で言いますと、原因は“仕組み”ではなく“見せ方と運用”にほぼ集約されます。ここを整えると、価格で止まっていたホームページ案件が、月額イメージでスッと動き始めます。
営業資料や見積書に載っていないから提案すら忘れる…意外な落とし穴
使われない最大の理由は、「口頭で言えばいい」と考え、営業資料や見積書に決済情報を組み込んでいないことです。商談が盛り上がるほど、担当者は本体のデザインや機能説明に意識を持っていかれ、支払い方法の提案を忘れてしまいます。
まずは見積書レベルで“決済を構造化”します。
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見積書のフッターに「お支払い方法」欄を固定表示
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金額のすぐ横に「例:月々◯◯円から分割可」と具体的な月額を記載
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営業用スライドの1ページを「支払い方法と資金負担イメージ」に専用化
この3点だけで、営業担当が毎回自然にショッピングクレジットを案内できるようになり、成約フローが安定します。
| 改善前 | 改善後 |
|---|---|
| 支払い方法が口頭説明のみ | 見積書と提案資料に決済を常設 |
| 「高いですね」で商談終了 | 「月額ならいけそう」に会話が転換 |
| 営業ごとに提案のばらつき | 決済提案が社内標準フローとして定着 |
審査否決連発でクレーム化寸前?ヒアリングや商品設計で突破するコツ
否決が続くと「この決済は使えない」と判断されがちですが、多くはヒアリング不足と商品設計ミスです。信販会社は、顧客の属性だけでなく「役務内容と契約期間」「キャンセルポリシー」を非常に重視します。
事前ヒアリングで最低限押さえたいポイントは次の通りです。
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事業の年商・法人か個人か・資金状況
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制作範囲(LPかコーポレートサイトか、EC構築か)
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納品タイミングと検収方法
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分割期間と月額の妥当性
これを踏まえて、商品を「一式」ではなく分解設計すると審査が通りやすくなります。
| NGな設計 | 通りやすい設計例 |
|---|---|
| 300万円一括の“フルパッケージ” | 初期構築200万円+運用保守100万円に分割 |
| 納品時まで成果物が不明瞭 | サイトマップと仕様書で役務を明確化 |
| キャンセル条項が曖昧 | 着手金・進捗ごとの精算条件を明記 |
顧客にも「審査に必要な情報」を事前共有しておくことで、否決時のトラブルを防ぎ、信頼関係を守れます。
契約や運用ルールの不備が呼ぶトラブル事例、特商法表記や契約条件を見直す実務テク
ショッピングクレジット導入後のトラブルで多いのは、契約書とサイト表記のズレです。特に役務提供型のホームページ制作は、特定商取引法や個人情報保護の観点が薄いと、決済システムより先に“法令面”で止まります。
最低限、次のチェックを行ってください。
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特商法表記に「役務内容」「支払い方法」「分割の場合の支払総額」を明記
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キャンセル・中途解約時の費用精算ルールを契約書とページ両方に統一掲載
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個人情報の利用目的に「信販会社への提供」を明示
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カード情報は保持せず、リンク型やトークン型などカード情報非保持の決済システムを採用
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顧客への説明はメールで残し、「どのプランをどの方法で支払うか」を文章で確認
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決済トラブルの多くは技術より運用ルールの曖昧さから発生します
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契約・表記・決済フローを一枚の図にし、社内全員が同じ説明ができる状態にすると、クレーム率は大きく下がります
このレベルまで整えて初めて、ショッピングクレジットは“導入しただけの機能”から、“値引きせずに選ばれるための武器”へ変わります。
WEB制作会社と発注企業で今すぐ使える!決済導入チェックリストと実践プロセス
高額なホームページの商談が「いいですね、でも予算が…」で止まる会社ほど、実はデザインより決済設計で損をしています。ここでは、制作会社と発注企業がその場で真似できる実務フローだけを整理します。
ホームページ制作着手前に決めるべき決済ルールや社内運用体制の作り方
私の視点で言いますと、決済トラブルの半分は「決めないまま走り出した」ことが原因です。着手前に、最低限次の項目をチェックしておきます。
決済ルールチェックリスト
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提供する決済手段
一括振込/カード/ショッピングクレジット/リースのどれを使うか
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金額帯ごとのルール
30万円以下はカード、30万〜150万円はカードとショッピングクレジット併用、150万円超は稟議前に分割案を提示するなど
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入金タイミング
着手金、中間金、納品後の割合と時期
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審査落ち時の代替案
カード、保証付き請求書、プラン変更の優先順位
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社内の役割分担
営業が説明する範囲と、経理が確認する範囲を明文化
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契約書と特商法表記
支払い条件、キャンセル規定、遅延時対応を必ず明記
発注企業側も、「社内稟議に必要な情報は何か」「最大月額いくらまでならOKか」を先に決めておくと、商談が一気にスムーズになります。
接続方式(リンク型・トークン型・API連携)の違いと制作会社と決済会社の分担ポイント
決済システムの接続方式は、セキュリティと開発コストに直結します。特に中小規模のサイトでは、カード情報非保持を前提に選定することが重要です。
接続方式の違いを整理すると次の通りです。
| 接続方式 | 特徴 | 制作会社の負担 | 向くケース |
|---|---|---|---|
| リンク型 | 決済画面へ遷移 | 実装が最小、デザイン自由度は低め | 企業サイト、問い合わせ後決済 |
| トークン型 | 自社ページで入力、カード情報は保持しない | 実装やテストは中程度 | 本格的なEC、継続課金 |
| API連携 | 完全カスタマイズ | 開発工数大、テストも重い | 大規模サービス、独自フロー |
制作会社は「どの接続方式まで自社で対応できるか」「サーバーやCMSとの相性」を提示し、決済会社には「セキュリティ要件とテスト手順」のガイドを出してもらう形が現実的です。ここをあいまいにすると、リリース直前に思わぬ追加開発が発生し、利益が一気に削られます。
初回見積りや提案資料に役立つ!決済情報を入れて成約率を高めるトーク例
導入したショッピングクレジットやカード決済が“使われない”典型は、初回提案に一切触れていないパターンです。見積書と提案資料に、次の3点を必ず入れておきます。
1. 月額イメージをセットで提示
-
「制作費用120万円の場合
一括振込:120万円
分割利用時:月額3万〜4万円台のイメージです」
2. 資金繰りとリスク分担の説明
- 「御社は月額で費用負担を平準化できますが、当社には信販会社から一括入金されるため、制作リソースも安定確保できます」
3. よくある不安への先回りトーク
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「審査は個人情報を含みますので、当社ではカード番号を保持しない方式の決済システムを使っています」
-
「もし審査が通らなかった場合は、金額調整とカード決済の併用もご提案できます」
プレゼンの流れとしては、「目的と成果物」→「制作フロー」→「費用」→「支払い方法の選択肢」の順に話すと、価格の話で空気が重くなった後に“逃げ道”として分割案を提示でき、値引きではなく決済設計で成約率を上げやすくなります。
ショッピングクレジットが効くWEB制作と失敗するWEB制作はどこが違う?リアルケーススタディ大公開
「値引きしないと決まらない制作」と「金額そのままでもスルッと決まる制作」の差は、デザインよりも支払い設計に出ます。ここでは、現場で頻発している3つのパターンから、どこで決済戦略を切り替えるべきかを整理します。
30万円リニューアル・300万円リブランディングで変わる決済戦略の分岐点
30万円と300万円では、顧客の心理も社内稟議フローもまったく別物です。私の視点で言いますと、ここを同じ決済メニューで押し通すと、決まる案件もこぼれ落ちます。
| 案件タイプ | 顧客の本音 | 適した決済構成 | 失敗パターン |
|---|---|---|---|
| 30万円前後のリニューアル | 「カード枠は使いたくないが、手元資金は減らしたくない」 | 振込+カード一括+少額分割(カードの分割・リボ) | 分割をカード任せにして、月額イメージを見せない |
| 300万円クラスのリブランディング | 「一括は無理。稟議で月額○万円と説明したい」 | 振込+ショッピングクレジット+リースの比較提案 | 一括かカードしか提示せず、稟議で落ちる |
300万円クラスでは、「総額」ではなく「月額」で会話できるかが勝負です。
例として、300万円を60回に分割すると、金利を考慮しても月々の負担感は「人件費1人分」よりずっと軽く見せられます。
ここで営業資料に「一括」「銀行振込」しか載せていないと、顧客は社内で説明する材料を失い、そのまま立ち消えになりやすいです。
サブスク型制作や保守付きプランでのクレジット決済・定期課金の最新設計例
サブスク型制作や保守付きプランでは、「初期費用」と「月額費用」の切り分け方が決済システム選定の肝になります。
よく機能している構成例
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初期制作費用
- ショッピングクレジットで24〜36回分割
- 一括支払いの顧客にはカード決済や振込を併用
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保守・更新・コンテンツ運用費用
- クレジットカードの定期課金(GMOイプシロンなどの決済システムを利用)
- Makeshopやカラーミーの定期購入機能を使った月額課金
この組み合わせにすると、顧客の月額イメージは次のように整理できます。
| 費用項目 | 顧客から見たイメージ | 制作会社側のメリット |
|---|---|---|
| 初期費用の分割 | 「サイト制作費を設備投資として分割」 | 一括入金で資金を確保しつつ信販にリスク移転 |
| 保守の定期課金 | 「通信費やクラウド利用料と同じ月額コスト」 | 継続売上をクレジットカードの自動決済で安定化 |
初期費用までカードのリボ頼みで処理すると、カード枠の不足や与信エラーでトラブルが発生しやすくなります。ショッピングクレジットで長期の分割枠を用意し、保守費用は小さな月額決済として分けることで、顧客の心理的負担もカードの技術的な制限も一気に軽減できます。
BtoB取引や稟議が必要な案件でショッピングクレジットをどう活かす?
法人案件でありがちな「社内稟議が通らない」問題は、見積書の書き方と決済設計を変えるだけで通過率が大きく変わります。
失敗しがちなパターン
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見積書に「支払い方法:銀行振込(30日サイト)」のみ
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稟議書には総額300万円だけが記載され、担当者が「高い」と言われて終了
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カード決済は社内ルール的に利用が難しい
ここで有効なのが、稟議用に3パターンの支払い案をセットで提示する方法です。
| 稟議用パターン | 内容 | 稟議で刺さるポイント |
|---|---|---|
| A案:一括 | 300万円を一括振込 | キャッシュに余裕がある企業向け |
| B案:ショッピングクレジット | 60回分割、月額○万円 | 「広告費+人件費より安い」説明がしやすい |
| C案:初期抑え型 | 初期150万円+残りを分割 | 初年度の予算制約がきつい企業に通りやすい |
このとき重要なのは、単に決済手段を増やすのではなく、「社内説明用のストーリー」まで一緒に用意してあげることです。
担当者向けのメールで、次のようなポイントを整理して添付しておくと、稟議の通過率が大きく変わります。
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新しいホームページで狙う売上や問い合わせ増加のシミュレーション
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月額換算したときの負担(既存の広告費や人件費との比較)
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契約期間と途中解約時のルールを明記した契約書・特商法表記のドラフト
BtoBでも、最終的には「この投資は毎月いくらの負担で、どんなリターンを見込めるのか」という資金と効果のバランスで判断されます。決済設計を変えることは、単に支払い方法を増やす作業ではなく、顧客の社内交渉を一緒に設計する行為だと捉えると、成約率と資金繰りの両方が一段上がっていきます。
セキュリティと法令対応を“やり過ぎない”新常識!SSLやPCI DSSや特商法表記の実務ガイド
高額なホームページ制作を扱うと、セキュリティと法令対応は「完璧にしないと怖い」と身構えがちですが、実務で大事なのはやり過ぎずに、外してはいけないポイントだけを押さえる設計です。ここを整理しておくと、決済の話を出した瞬間に顧客の信頼が一段上がります。
カード情報非保持を前提にした決済システム選び(リンク型・トークン型の賢い活用法)
制作会社や中小企業が自社サイトでカード情報を保持し始めると、PCI DSS対応や社内管理体制のハードルが一気に跳ね上がります。現場で安全に回すなら、カード情報非保持を前提にした接続方式の選定が最優先です。
私の視点で言いますと、次の比較をチームで共有しておくだけで、決済システムの選定ミスはかなり減ります。
| 接続方式 | カード情報の扱い | 向くケース | 注意ポイント |
|---|---|---|---|
| リンク型 | 自社サーバーを経由せず決済会社のページで入力 | 制作費用のスポット決済、少人数運用 | デザイン一体感は下がるがセキュリティ負担は最小 |
| トークン型 | 自社フォームに入力するがカード情報はトークン化 | オンライン申込フォームと決済を一体化したい場合 | 実装担当と決済会社の技術仕様のすり合わせが必須 |
| API型 | 自社でカード情報を扱う前提 | 大規模ECプラットフォーム開発 | PCI DSS、社内体制、コストを許容できないなら避ける |
高単価のサイト制作やショッピングクレジット併用の契約では、リンク型+トークン型の組み合わせで十分ビジネス要件を満たせるケースが大半です。APIで“フルスクラッチ”を狙う前に、「本当に自社でカードを抱える必要があるのか」を一度立ち止まって確認すると、余計なコストとリスクを抑えられます。
特定商取引法や個人情報保護・利用規約で外せない表記項目完全チェック
決済の相談を受けると、意外なほど多いのが特商法表記とプライバシーポリシーの抜け漏れによる審査足止めです。ショッピングクレジットや信販の審査では、ここが“契約の土台”として細かく見られます。
最低限、次の項目はホームページ内で明確にページ化しておくべきです。
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事業者名・所在地・代表者名・連絡先(電話・メール)
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商品・サービスの内容(制作範囲、運用サポート、更新作業の有無)
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料金・追加費用・月額費用の有無
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代金の支払方法(振込・カード・ショッピングクレジット・リースなど)
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代金の支払時期(着手時・納品時・分割開始時期)
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役務提供時期(制作開始日・納期・保守期間)
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キャンセル・解約条件(着手後の返金有無、中途解約金)
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個人情報の利用目的と第三者提供有無
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利用規約・免責事項(アクセス障害時の対応範囲など)
ここを整理しておくと、顧客への説明もスムーズになり、後から「聞いていない」と言われるトラブルを大きく減らせます。特にショッピングクレジットを使う場合、キャンセル規定と役務提供開始タイミングは、信販会社との契約条件とも連動するため、あいまいな表現は禁物です。
トラブル回避の仕上げ!メールやチャットでどこまで説明しておく?
セキュリティ設定と表記を整えても、コミュニケーションのログが残っていないと、いざという時に制作会社側のリスクが一気に高まります。決済に関する説明は、対面やオンラインだけで終わらせず、メールやチャットで必ず「文章として残す」習慣が重要です。
実務上は、次の3点だけでもテンプレート化しておくと安心です。
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見積書送付時
- 支払方法の選択肢
- 分割・ショッピングクレジットを利用する場合の概算月額と支払期間
- 審査が否決された場合の代替手段
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申込前の最終確認
- 特商法ページ・利用規約・プライバシーポリシーのURL
- キャンセルポリシーと制作開始タイミング
- セキュリティ対策(SSL導入、カード情報非保持)の概要
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契約締結後
- 利用する決済会社名・信販名
- 初回引き落とし予定日や入金サイクル
- 問い合わせ窓口とサポート体制
この3通をテンプレート化しておくだけで、「説明した・していない」の水掛け論を防ぎつつ、顧客の不安をかなり和らげられます。セキュリティと法令対応は、完璧を目指すより“必要十分なラインを標準化する”ことが、決済戦略としての一番の近道になります。
WEB制作とショッピングクレジットの掛け算で生まれる新時代の決済戦略!プロ目線で提案する極意
決済手段選びではなく“決済戦略”がホームページ制作ビジネスを大きく左右する理由
高単価のホームページ提案が途中で「少し考えます」で止まる場面の多くは、デザインやSEOではなく支払い設計の負担感で止まっています。
一括振込とカード決済だけだと、次の3つの壁が一気に立ち上がります。
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会社の資金繰り(今月のキャッシュ残高)
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カード枠と利用限度額
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稟議フォーマットとのズレ
ここに分割専用のショッピング型クレジットを組み込むと、「制作費用の高さ」ではなく月額イメージで判断してもらえる商談フローに変わります。
代表例を整理すると次の通りです。
| 決済方法 | 顧客の心理 | 制作会社の資金フロー |
|---|---|---|
| 振込一括 | 今すぐ現金が減る不安 | 入金は早いが受注率が落ちやすい |
| カード分割 | 枠が埋まる不安 | チャージバックリスクあり |
| ショッピング型クレジット | 月額で比較しやすい安心感 | 立替入金でキャッシュ安定 |
価格競争で削っていた利益を、決済設計の見直しで守るのが、これからの制作ビジネスの戦い方です。
ビジネスクレジット導入支援の現場で分かった中小WEB制作会社がグンと伸びる秘策
私の視点で言いますと、年商数千万円クラスの制作会社が一気に伸びるパターンは、例外なく「決済と提案資料をセットで設計し直した会社」です。特徴は3つあります。
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見積書に一括・カード・ショッピング型分割・リースを最初から並列表記
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営業トークで「値引き」ではなく「月額負担の選択肢」を提案
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信販審査を見越した商品設計と契約条件(キャンセル規定・役務期間)の整備
特に効くのは、30万〜300万円レンジのサイト制作やEC構築で、初期費用と月額保守を分けて設計し、
「初期はクレジット分割・月額は口座振替やカード定期課金」
というハイブリッド型フローにするパターンです。これだけで、値下げゼロでも成約率が目に見えて変わるケースが多くあります。
決済や契約実務の専門家に相談することで失敗を防ぐ最強フロー
ショッピング型クレジットを入れただけで終わらせると、「審査が通らない」「トラブルが増えた」という逆効果になりがちです。防ぎたいのは次の3点です。
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信販審査と自社契約書の条件が噛み合わない
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特定商取引法やプライバシーポリシーの表記漏れ
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営業現場がルールを理解せず誤案内をする
そこで、実務フローは専門家と一緒に逆算設計するのがおすすめです。
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1段階目:現状の契約書・見積・LP・FAQを棚卸ししてリスクと課題を洗い出す
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2段階目:ターゲット顧客と案件単価ごとに、最適な決済構成と審査の通し方を設計
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3段階目:営業資料・マニュアル・メールテンプレートまで落とし込み、社内研修で定着させる
この順番で進めると、売上・資金フロー・リスク分担のバランスが取れた「決済戦略」として機能し始めます。単なる機能導入ではなく、ビジネス設計レベルで支払い方法を組み替えることが、次のステージに進む制作会社の共通項です。
この記事を書いた理由
著者 – 岡田克也
WEB制作会社の相談を受けていて、最初に聞こえてくるのはデザインや集客の悩みではなく「見積までは行くのに最後の支払いで落ちる」という声でした。2018年以降、約120社の制作会社や制作代行を支援してきましたが、単価30万前後と300万超の案件で、決済の設計次第で成約率が倍近く変わる局面を何度も見ています。
忘れられないのは、カードと振込だけで年間数件しか大型案件が決まらなかった都内の制作会社です。カード枠で止まり、稟議でも金額だけが浮いてしまう。その会社とショッピングクレジットの導入から提案トーク、見積書の書き換えまで一緒に組み直したところ、半年で300万クラスの案件が5件通り、入金の遅延もほぼ消えました。
一方で、私自身が独立当初に「とりあえずカードと振込で良いだろう」と安易に勧め、サーバー費と制作費をまとめた案件が未回収ギリギリになった失敗もあります。支払い設計を後回しにした結果、制作会社も発注企業も苦しくなる現場を見てきたからこそ、WEB制作とショッピングクレジットを軸に、最初から「決済戦略」として組み込む考え方を形にしておきたいと思い、この記事を書きました。

