96回払いはビジネスクレジットで本当に安全?料率や月額・審査まで徹底解説

信販代行・ビジネスクレジット

「96回払いはビジネスクレジットで組めるらしい」と聞きつけ、リースやローンの資料を集めながら、最終的には営業現場の勘で回数を決めていないでしょうか。このやり方のままだと、成約率を上げるつもりで導入した長期クレジットが、審査否決とクレーム増加を同時に招き、手元に残る利益を静かに削っていきます。

本記事では、96回払いに対応したビジネスクレジットとリースとローンの違いを一気に言語化し、リース料率とは何か、リース料率と金利の違い、リース料率相場3年5年7年10年の感覚値までを一つの線でつなぎます。そのうえで、120万円や300万円を96回払いにした場合のざっくり月額を、リース料率計算やリース料率金利換算の勘所を押さえながらシミュレーションし、トヨタのバリュープラン方式のような月々ペイメントイージープランを役務商材に応用する視点まで踏み込みます。

さらに、スクールやエステなど役務ビジネスで96回払いが「効く商材」と「危険な商材」の線引き、途中解約や返金相談が実際に噴き出したトラブル事例、設立1年未満でも審査を通すための見せ方までを、現場で蓄積されたクレジット運用ノウハウとして整理します。この記事を読まずに96回払いを導入することは、回収リスクと機会損失を同時に抱え込むのと同じです。自社の数字にそのまま落とし込める分割戦略だけを厳選してお伝えします。

  1. 96回払いがビジネスクレジットで本当に組めるのかをまず整理しよう
    1. 96回払いに対応したビジネスクレジットとリースとローンの違いを一気に言語化する
    2. リース料率とは何かやリース料率と金利の違いを一度で腹落ちさせるポイント
    3. トヨタのバリュープラン方式を役務商材の月々ペイメントイージープランに応用する視点
  2. リース料率相場や96回払いでの月額をざっくりシミュレーションする攻めの計算術
    1. リース料率相場3年や5年や7年や10年のざっくりイメージを体感でつかむ
    2. リース料率計算方法とリース料率を金利換算するときにやりがちな危険な勘違い
    3. 120万円や300万円を96回払いにした場合の月々シミュレーションをアプラス風に再現する
  3. 96回払いが効く商材と危険な商材を役務ビジネスならではの線引き術
    1. スクールやエステやWeb制作など役務商材が96回払いに向くリアルな条件
    2. 提供期間と支払期間がズレると一気に危険になるリスクパターンとは
    3. 月々一万円台なら申し込める心理とマンション大規模修繕ローン的な長期負担感のせめぎ合い
  4. 業界で実際に起きているトラブルシナリオから学ぶ長期分割の怖さと対処法
    1. 最初は順調でも途中で内容に不満と言われ支払い停止になる典型パターン
    2. 役務契約とビジネスクレジット契約を混同してクレーム化したケーススタディ
    3. 96回払いを乱発した結果クレームと返金相談が急増したスクールの赤裸々な反省点
  5. 審査で落とされやすいパターンと業界で共有されている突破のひと工夫
    1. 設立1年未満や役務比率が高い事業者がよく踏んでしまうNG条件の正体
    2. 事業計画や提供スケジュールの見せ方で審査の印象がガラッと変わる業界のリアル
    3. 三菱電機フィナンシャルソリューションズなど大手で否決後にルート変更で通した流れ
  6. 96回払いを武器にするための契約設計やリスクヘッジの実践チェックリスト
    1. 途中解約や返金ルールを曖昧にしたまま96回払いを組む危うさや現場リスク
    2. 役務の分割やクレジットの回数設定を分けて考えるための設計フレーム
    3. 素人が見落としがちな約款や営業トークのズレを潰すステップとポイント
  7. 自社で使える簡易リース計算シミュレーションの育て方
    1. エクセルでできるリース料率計算式やリース料率逆算の基本ロジックを押さえる
    2. リース月額計算方法やローンの月額計算方法の違いを一枚シートで見える化する
    3. 営業現場でそのまま使える月々ペイメント試算テンプレートの考え方
  8. 96回払いがビジネスクレジットでいつまでに払うかを一緒に決めるコンサル術
    1. 顧客の年齢やキャリアプランから適正回数を一緒に決めるヒアリング術
    2. あえて60回や72回で止める判断をして紹介が増えた事例タイプ
    3. 相談者とのLINEやメールで頻出する不安ワードとその返し方の鉄板パターン
  9. 役務ビジネスの分割決済導入でまかせて信販が選ばれる理由をさらっと整理
    1. 役務商材や設立浅い企業に特化してきたから見えている審査のツボと落とし穴
    2. リースやビジネスクレジットを商品の紹介ではなく決済戦略として設計する視点
    3. 導入後の未回収リスクや資金繰りまで含めて相談できるパートナーを持つ意味を噛みしめる
  10. この記事を書いた理由

96回払いがビジネスクレジットで本当に組めるのかをまず整理しよう

「月々1万円台に落とせれば、あの講座も売れるはず」
そう感じていても、仕組みを間違えると審査落ちやトラブルで一気に逆回転します。まずは、96回という長期分割がどの枠組みなら現実的なのか、土台から整理していきます。

96回払いに対応したビジネスクレジットとリースとローンの違いを一気に言語化する

役務ビジネスで使われるのは主にこの3つです。

区分 主な用途 名義 所有権 96回の組みやすさ 向いているケース
ビジネスクレジット スクール・エステなど役務 事業者 なし 比較的組みやすい 高額講座・通学型スクール
リース パソコン・設備 リース会社 リース会社 商品次第 機器やシステム導入
ローン 車・大型設備 事業者 事業者 銀行は年数短めが多い 高額の物品購入

ビジネスクレジットは「役務の分割回収」に特化しており、スクールやサロンの96回分割はここが主戦場になります。
リースはあくまで物に対してのサービスで、役務だけの長期分割とは筋が違います。ローンは資金調達寄りで、役務単体では組みづらいのが実務です。

私の視点で言いますと、年商1〜5億クラスのスクールが成約率を一気に伸ばせたケースは、例外なくこの3つを混同せず「役務はビジネスクレジット」「物はリース」と役割分担をはっきりさせていました。

リース料率とは何かやリース料率と金利の違いを一度で腹落ちさせるポイント

リース料率は「元本100に対して月いくら払うか」を示すパーセンテージです。
たとえば、パソコンを5年リースし、料率が2.2%なら、

  • 元本100万円の場合

    月額は100万円×2.2%=2万2000円ほど

ここで多い勘違いが「2.2%=年利2.2%」と見てしまうことです。実際には、5年間毎月払う総額を均した結果としての数字なので、銀行ローンの金利とそのまま比較しても意味が合いません。

長期分割を設計するときは、

  • リース料率=月額をざっくりつかむための“係数”
  • 金利=利息コストそのもの

と切り分けて考えると、営業現場でお客様に説明するときもブレません。
役務を扱う側は、リースの料率表を眺めながら「この係数感覚」を体に入れておくと、ビジネスクレジットの96回を組むときも瞬時に月額イメージが出せるようになります。

トヨタのバリュープラン方式を役務商材の月々ペイメントイージープランに応用する視点

トヨタのバリュープランや残価設定ローンがうまいのは、「総額」ではなく「月々の通いやすさ」を前面に出している点です。役務商材でも、この見せ方を取り入れると成約率が変わります。

ポイントは次の3つです。

  • 総額ではなく月々いくらなら心理的に踏み出せるかから設計する
  • 提供期間と支払期間を分解し、「通う期間」と「払う期間」を説明で切り離す
  • 60回・72回・96回の3パターンをその場でシミュレーションして見せる

たとえば、受講期間2年のスクールなら、

  • 受講期間2年
  • 支払期間60回・72回・96回の選択制

とし、「通っている間の月額」と「卒業後に残る支払い」を別々に可視化します。
ここを曖昧にしたまま最大回数だけを提案すると、後々「もう通っていないのに、なぜ払い続けるのか」というクレームに直結します。

攻めた月々ペイメントイージープランを導入しつつも、役務ビジネスならではのリスクを織り込んだ設計にしておくことが、96回分割を本当の武器にする第一歩になります。

リース料率相場や96回払いでの月額をざっくりシミュレーションする攻めの計算術

「高額サービスを月々いくらに落とせば、お客様の財布が動くか」。ここを攻め切れるかどうかで、成約率は本当に変わります。リースやクレジットの現場で数字を組んできた立場から、机上の理屈ではなく「営業で即使えるざっくり計算術」をまとめます。

リース料率相場3年や5年や7年や10年のざっくりイメージを体感でつかむ

リース料率は「本体価格に何%かけると月額になるか」を表す係数です。細かい表を覚えるより、まずは期間ごとの“感覚レンジ”を押さえた方が現場では強いです。

ざっくりしたイメージは次のようになります。

契約期間 体感リース料率レンジ(月額係数のイメージ) 月額の直感イメージ
3年 高め かなり圧縮されにくい
5年 標準 バランス型
7年 やや低め 月額を下げやすい
10年 かなり低め 月額最優先

現場感覚として、5年より3年は「月額が1.3倍前後」、7年は「5年より1〜2割くらい安くできる」ラインで見ておくと、商談中でも即座に「3年だと少しきついので、5年ならこのくらいに下げられます」と会話が組み立てやすくなります。

リース料率計算方法とリース料率を金利換算するときにやりがちな危険な勘違い

リース料率を見た瞬間に「金利が何%か」を知りたくなる方は多いですが、ここでの勘違いがトラブルのタネになりがちです。

よくある危険なパターンを整理すると次の通りです。

  • 料率=金利だと思い込む

    リースには事務手数料や保険、残価処理などが入り、単純な金利計算と一致しません。

  • 年利と期間を切り離して考えてしまう

    同じ料率に見えても、3年と7年では実質コストの意味がまったく変わります。

  • 「他社ローンより高い・安い」を一点で比較する

    クレジットは途中解約や返金ルールの影響が大きく、月額だけでの比較は危険です。

私の視点で言いますと、プロは「金利に言い換える」のではなく、「この料率と期間ならお客様の月々がここまで落ちる、その代わり途中解約の自由度はこうなる」と、キャッシュフローとリスクの両面で説明します。ここを押さえておくだけで、金融に詳しいお客様からのツッコミにも耐えられるようになります。

120万円や300万円を96回払いにした場合の月々シミュレーションをアプラス風に再現する

次に、実際の役務ビジネスでよく出る価格帯を96回にした場合の「ざっくり月額感」をつかんでおきましょう。ここでは、役務向けビジネスクレジットで現場感として多い水準を前提にしたイメージです。

本体価格 回数 月々支払額の目安レンジ 現場での感覚値コメント
120万円 60回 2.5〜3.0万円前後 決断に少し構えるゾーン
120万円 96回 1.6〜2.0万円前後 一気に「手が届く」印象
300万円 60回 6.5〜7.5万円前後 個人にはかなり重たい
300万円 96回 4.0〜5.0万円前後 法人なら検討余地あり

ナレッジとして共有されているのは、60回から96回に伸ばすと、体感で約3割前後月額が軽くなったところから申込率が変わり始めるというポイントです。特にスクールやエステでは、「2万円を少し切るかどうか」を境に、カウンセリング時の表情が変わる場面を多く見てきました。

アプラスのシミュレーションのように、自社でも簡易ツールを用意するなら、次の3ステップで十分実戦投入できます。

  1. シートの入力欄を「金額」「回数」「料率(もしくはコース)」の3つに絞る
  2. 金額と回数から、上の表のレンジを参考に月額を自動算出する仕組みにする
  3. 営業現場では「この価格なら、60回でこのくらい、96回ならここまで下げられます」と2パターンだけ提示する

ここまで整えておくと、現場スタッフが金融の専門家でなくても、トヨタの新車販売で行われているような「月々いくらのペイメント提案」が自然にできるようになります。結果として、単価を落とさずに通しやすい回数を選べるようになり、値引き頼みの営業から一歩抜け出せるはずです。

96回払いが効く商材と危険な商材を役務ビジネスならではの線引き術

「どこまで分割を伸ばせば売れるのか」と「どこからが地雷なのか」を線引きできるかどうかで、スクールやサロンの未来は大きく変わります。ここでは、現場で見てきたリアルな基準だけに絞ってお伝えします。

スクールやエステやWeb制作など役務商材が96回払いに向くリアルな条件

長期分割が“武器”になるか“爆弾”になるかは、商材の中身よりも提供構造でほぼ決まります。

長期払いに向きやすい役務の条件を整理すると、次のようになります。

向きやすい条件 内容のポイント
提供期間が中長期 1年以上の継続スクール、年間サポート付きWeb制作など
提供内容が分割できる フェーズごとに完了が見えるカリキュラムや制作工程
価値が長期に残る 資格取得、売上向上スキル、店舗リニューアルなど
成果物がはっきりしている サイト納品、ポートフォリオ、技術習得レベルなど

現場感覚としては、学習系スクール・エステの年間コース・成果保証型のWeb制作は、分割回数を伸ばすことで申込率が一段上がりやすいジャンルです。

特に、60回払いから96回払いに切り替えたときの変化として、

  • 30万円〜50万円クラス:月々の心理的ハードルが「カードのリボ払い並み」に下がり、新規の申込率が1〜2割程度上がるケースが目立つ
  • 80万円〜150万円クラス:60回だと迷っていた層が「今の収入でも届く」と感じやすくなり、体験セミナー後のクロージングがラクになる

という肌感があります。ただし、これが通用するのは次の前提を満たしているときだけです。

  • コースの中身をステップごとに見える化している
  • 各ステップ完了時に「ここまで受け取った」と顧客が実感できる
  • 万が一の途中離脱時に、どこまで提供済みかを説明できる

この設計がないまま回数だけ伸ばすと、必ず次のH3で説明するリスクが表面化します。

提供期間と支払期間がズレると一気に危険になるリスクパターンとは

役務ビジネスで長期クレジットが嫌われる根本理由は、サービス提供が終わっているのに支払いだけ続く状態が生まれやすいからです。

現場でよく見る危険パターンを整理します。

  • 3カ月講座を96回払いで組む

    → 受講はすぐ終わるのに、8年近く支払いだけ残る

  • 半年のエステコースを10年リース並みの感覚で分割

    → 効果への不満と支払期間の長さがリンクしてクレーム化

  • Web制作を一括納品型のまま長期クレジット

    → 納品から数年後のトラブルを理由に支払い停止を主張される

このとき起きやすいのが、

  • 顧客側は「もうサービスは終わったのに、なぜ払うのか」と感じる
  • 事業者側は「信販会社との契約だから払ってください」と答える
  • 顧客は、役務契約とクレジット契約の違いを理解しておらず納得しない

という三重苦です。

リスクを下げるための基本の考え方はシンプルで、

  • 提供期間 ×1.5倍程度までを支払期間の目安にする
  • それを超える回数にする場合は、提供自体を分割(サポート延長・アップデート提供など)して、「支払いが続く限り価値も続く」形に組み替える

この設計をするだけで、審査の印象もクレーム率も目に見えて変わります。

月々一万円台なら申し込める心理とマンション大規模修繕ローン的な長期負担感のせめぎ合い

営業現場で体感するのは、「月々1万円台のライン」が心理的な分水嶺になっているということです。

  • 月々2万5000円前後だと、フリーランス志望者や若い層は踏みとどまりやすい
  • 同じ総額でも、月々1万2000円前後まで落ちると、家計のサブスク感覚で意思決定しやすくなる

一方で、回数を伸ばしすぎると、今度はマンションの大規模修繕ローンのような「終わりの見えない負担感」が顔を出します。

長期分割を設計するとき、プロは次の2軸で判断します。

  • 月々いくらなら、今の生活を壊さず払えそうか
  • 何年先までこのサービスの価値が続くか、顧客がイメージできるか

このバランスを整理するために、ヒアリングでは次のような質問をよく使います。

  • 今の家賃やローン以外で、毎月の固定支出はいくらか
  • この学びや施術の効果を「何年後の自分」まで持たせたいと思っているか
  • 5年後・8年後の働き方や収入イメージはどうか

私の視点で言いますと、ここを丁寧に聞き取った結果、あえて72回で止めた案件のほうが、紹介が増えやすく、延長コースもスムーズに決まる傾向があります。顧客が「無理なく払えるラインで提案してくれた」と感じると、信頼残高が一気に増えるからです。

長期分割は、単に月々の金額を下げるテクニックではなく、顧客の人生設計とサービスの賞味期限をすり合わせる対話ツールとして使うことで、初めて“効く”選択肢になります。

業界で実際に起きているトラブルシナリオから学ぶ長期分割の怖さと対処法

「長期分割を導入した瞬間に売上は伸びたのに、数カ月後から問い合わせが地獄と化した」。役務ビジネスの現場では、そんな笑えない話が珍しくありません。ここでは、実際に起きがちなパターンと、今日から変えられる対処法をまとめます。

私の視点で言いますと、長期クレジットそのものよりも「設計と伝え方」を間違えた瞬間にトラブルが一気に噴き出します。

最初は順調でも途中で内容に不満と言われ支払い停止になる典型パターン

導入直後は申込率が上がり、「これは勝ちパターンだ」と手応えを感じます。ところが半年〜1年後、急に「効果が出ないから支払いを止めたい」という相談が増えます。

よくある流れを分解すると次の通りです。

  • 申込時は熱量が高く、ゴールイメージだけで契約
  • 役務の具体的な提供スケジュールや到達ラインが曖昧
  • 数カ月たっても“理想の未来”に届かず、不満が爆発
  • 不満の矛先がクレジット会社に向き、支払い停止を打診

ここで有効なのは「結果」ではなく「プロセス」での合意です。例えばスクールなら、以下のように見える化しておくと不満が「感情論」から「進捗確認」に変わります。

  • 1〜3カ月目:基礎カリキュラム完了
  • 4〜6カ月目:実践課題3件提出
  • 7カ月目以降:添削とフォロー面談

このプロセスを契約書と別紙の仕様書に落とし、到達したかどうかを都度確認できるようにしておくと、「やるべきことをやっていないのに不満だけ高まる」状態をかなり抑えられます。

役務契約とビジネスクレジット契約を混同してクレーム化したケーススタディ

現場で最もこじれるのは、役務契約とクレジット契約の線引きが崩れたケースです。顧客から見ると次のように誤解されがちです。

顧客の誤解 実際の契約構造
支払いはスクールに分割で払っている クレジット会社に立替払いをしている
サービスに不満なら支払いも止められる 支払い義務は原則として継続する
途中解約すれば残額も消える 残額精算のルールが別途存在する

このギャップを埋めるために、成約前の説明で最低限押さえたいポイントは次の3つです。

  • 分割の相手は事業者ではなくクレジット会社である
  • サービスへの不満と支払い義務は、法的には別の話として扱われる
  • 途中解約時の精算ルール(提供済み分の算定方法)を具体例で示す

ここを丁寧に話しておかないと、「そんな説明は受けていない」という一言でクレームに発展します。説明は口頭だけでなく、説明書+チェック欄をセットにしてサインをもらう形にしておくと、後の紛争予防として非常に有効です。

96回払いを乱発した結果クレームと返金相談が急増したスクールの赤裸々な反省点

売上拡大を焦ったスクールがやりがちなミスが、「とにかく最大回数で通す」運用です。一時的には申込が増えますが、その後の展開は次のようになりがちです。

  • 月々1万円台に抑えたことで「とりあえず申込む層」が急増
  • 本気度の低い顧客ほど途中で通学しなくなり、不満だけが蓄積
  • 数年単位の支払いだけが残り、「こんなに長く払うとは思わなかった」とトラブル化
  • 返金相談が雪だるま式に増え、事務局のキャパを超える

この反省から、プロの現場で採用され始めているポイントを整理すると次のようになります。

観点 NG運用 改善後の運用
回数設定 迷ったら最長回数で提案 顧客の年齢・収入・キャリア計画から上限を決める
提案トーク 「月々○円だけでOK」 「この期間なら無理なく払えて、人生設計とも整合する」
審査対象 申込があれば基本全員申請 本気度が低い層には短期回数か現金一括を案内

体感としては、60回から72回に変えるだけでも「月々の負担」と「将来の身軽さ」のバランスが変わります。96回にするのは、ゴール到達まで数年かかる学習や、キャッシュフローが安定している職種に絞る方が、安全運用という意味では現実的です。

長期分割は、正しく使えば成約率を底上げする強力なレバレッジになりますが、「誰に・どの商品を・何回で」組むかを間違えた瞬間、数年にわたる火種を抱え込むことになります。導入時は売上だけでなく、解約・返金・問い合わせ件数の推移もモニタリング指標に入れておくことをおすすめします。

審査で落とされやすいパターンと業界で共有されている突破のひと工夫

「ちゃんと売れているのに、長期分割の審査だけなぜか通らない」
多くのスクールやエステ、制作会社がつまずくポイントは、売上でも黒字でもなく、リース会社やクレジット会社からどう見えているかです。

設立1年未満や役務比率が高い事業者がよく踏んでしまうNG条件の正体

長期回数の審査で落ちやすい事業者には、共通するNGパターンがあります。

NG条件 どう見られているか 改善の方向性
設立1年未満で自己資本が薄い 継続性リスクが読めない 代表者の職歴や過去の実績を資料化する
売上の大半が役務 途中解約・返金トラブルの可能性が高い 提供ステップと成果物を細かく分解する
高額商品を最長回数で統一 顧客の返済能力を見ていない販売と疑われやすい 価格帯ごとに回数の上限ルールを作る
返金規定があいまい クレーム時の着地点が読めずリスクが読めない いつ・いくらまで返すかを明文化する

特に役務比率が高いビジネスは、モノのリースよりシビアに見られます。
なぜなら、パソコンリースのように形が残らず、クレジット側から「支払いだけが残る世界」が怖がられているからです。

事業計画や提供スケジュールの見せ方で審査の印象がガラッと変わる業界のリアル

同じスクールでも、資料の出し方だけで評価が変わる場面は珍しくありません。
私の視点で言いますと、次の3点を整えるだけでジャッジが柔らかくなるケースがかなり多いです。

  • 提供期間と支払期間をずらしすぎない
  • カリキュラムを「月ごとの提供内容」に分解する
  • 途中退会時の返金マイルストーンを図で示す

例えば、6カ月講座を96回払いにしたい場合、単に「6カ月の講座です」ではなく、

  • 1〜2カ月目:基礎インプット、動画納品
  • 3〜4カ月目:個別コンサル、制作物フィードバック
  • 5〜6カ月目:実践サポート、成果レビュー

と分解したうえで、

  • 2カ月終了時点での返金上限
  • 4カ月終了時点での返金上限

を文章と表で示すと、リースやクレジット担当者が「途中で揉めたときの出口」を具体的にイメージできます。

三菱電機フィナンシャルソリューションズなど大手で否決後にルート変更で通した流れ

大手のリース会社やクレジット会社は、スーパーダイヤリースのような物件系には強い一方、役務系には慎重です。否決になったあと、資料の出し方とルートを変えることで通過した流れには、共通のパターンがあります。

  1. 大手に出したときの申込内容を洗い出す
    • 回数だけ最長
    • 提供期間が短く、支払期間が極端に長い
  2. 役務に慣れた提携ルートに切り替える
    • 役務用の審査観点を持っているかを確認
  3. 申込書一式を「役務寄り」に組み替える
    • 事業計画書に、過去の継続率や解約率を追記
    • 返金ルールを約款だけでなく、別紙のフロー図で提示

ポイントは、否決理由を「うちが弱い」ではなく「情報の出し方が足りなかった」と捉え直すことです。
設立1年未満でも、代表者が同業で10年以上の経験を持ち、過去の実績を一覧にして添付したケースでは、96回に近い長期クレジットが通過した例もあります。

ビジネス側が「リースやクレジット会社は何を怖がっているのか」を先回りして資料に落とし込めれば、同じ売上規模でも審査の景色はがらりと変わります。

96回払いを武器にするための契約設計やリスクヘッジの実践チェックリスト

「回数を伸ばした瞬間に成約率は上がる。でも同時に“地雷”も増える。」長期分割を日常的に設計していると、ここが痛いほど見えてきます。安全に売上を伸ばすための、現場基準のチェックポイントを整理します。

途中解約や返金ルールを曖昧にしたまま96回払いを組む危うさや現場リスク

途中解約と返金条件をぼかしたまま長期分割を走らせると、3〜4年目以降に説明したつもりの内容が通用しない状態になります。特に役務ビジネスでは次の3点を文章で明文化しておくことが重要です。

  • どのタイミングまでキャンセル・返金を受け付けるか
  • 既提供分の算定方法(日割りなのかステップ単位なのか)
  • クレジット契約は残り支払義務が続くことを誰がどこで説明するか

途中解約が発生したとき、事業者側の対応パターンは大きく2つに分かれます。

パターン 説明の仕方 現場で起きやすい結果
感情ベースでその場対応 個別に「特例で」返金 条件が前例化して収拾がつかなくなる
契約書と約款ベースで対応 事前に共有した計算式で算定 クレームは出るが法的トラブルは抑えやすい

私の視点で言いますと、長期分割で炎上する事業者のほぼ全員が「特例対応を積み重ねてルールがどこかへ消えた」パターンに陥っています。

役務の分割やクレジットの回数設定を分けて考えるための設計フレーム

役務提供とクレジット回数を一体で考えると、審査も運用も一気に重くなります。プロがやっているのは、この2本立てです。

  1. 役務スケジュールの分解
    • 導入期(1〜3カ月)
    • 本提供期(4〜24カ月など)
    • フォロー期(アフターサポートやオンラインコンテンツ)
  2. 支払い設計の分解
    • 導入期までは短期で回収(頭金や一括部分)
    • 本提供期を中心にクレジットで分割
    • フォロー期は無料特典か、別商品のサブスクに切り出す

このフレームで考えると、例えばスクールであっても「実質の役務提供期間は24カ月、その後はフォロー的な位置付け」と整理でき、96回払いであっても審査担当者にロジックを説明しやすくなります。

素人が見落としがちな約款や営業トークのズレを潰すステップとポイント

長期分割のトラブルは、約款そのものより「営業トークとのズレ」から生まれます。特に次のような言い回しは要注意です。

  • 「通えば通うだけのスクールなのでリスクはありません」
  • 「途中で辞めても大丈夫です」
  • 「嫌になったら相談してください」

契約書にはきっちり「途中解約時は既提供分を精算」と書いてあるのに、営業現場では“心理的なハードルを下げるための一言”が出てしまい、後から「話が違う」と言われるパターンです。

このズレを潰すステップはシンプルですが、やると効果が大きいです。

  1. 約款と申込書を営業トーク視点で読み直す
  2. よく使うクロージングトークを書き出す
  3. 約款の表現と矛盾するフレーズに赤を入れる
  4. 営業用の説明テンプレートを作り直す
  5. ロープレで「途中解約」「クレジット支払継続」の説明を義務化する

ポイントは、「言いにくいことをどこまで前倒しで伝えるか」をチームで決めておくことです。月々を下げるほど、顧客は住宅ローンやマンション大規模修繕ローンに近い感覚で「長く付き合う相手」として事業者を見ます。この前提を踏まえ、ルールとトークを揃えたとき、96回払いはようやく“武器”として機能し始めます。

自社で使える簡易リース計算シミュレーションの育て方

「月々いくらならこのスクールに申し込めるか」を、その場で一緒に画面に映し出せるかどうかで、成約率は目に見えて変わります。ここでは、エクセルだけで営業現場に耐えるシミュレーションを育てる手順を整理します。

エクセルでできるリース料率計算式やリース料率逆算の基本ロジックを押さえる

リース料率は、金利と違い「1月あたりの支払総額を元本で割った数字」です。まずはこのシンプルさをエクセルに落とします。

  1. 契約金額
  2. 支払回数
  3. 毎月の支払額

この3つが分かれば、リース料率を逆算できます。

リース料率のざっくりロジックは次の通りです。

  • 毎月支払額 × 支払回数 ÷ 契約金額 = 総支払倍率
  • 総支払倍率 ÷ 支払回数 = 月あたりのリース料率

エクセルでは、次の列を作ると業務で使いやすくなります。

  • A列 契約金額
  • B列 支払回数
  • C列 毎月支払額
  • D列 総支払倍率
  • E列 月あたり料率

例えば、C列に月額を入れた瞬間にD列とE列が自動で出るようにしておくと、営業中に「もう少し安くしたパターン」を即座に比較できます。

私の視点で言いますと、ここで欲張って細かい金利理論を入れ込むより、「この回数と月額なら総支払は元本の何倍になっているか」が一目で分かるシートの方が、役務ビジネスでは圧倒的に役に立ちます。

リース月額計算方法やローンの月額計算方法の違いを一枚シートで見える化する

同じ契約金額と回数でも、リースとローンで「見え方」が違います。ここを一枚シートで比較できると、顧客に安心感が生まれます。

項目 リース的な考え方 ローン的な考え方
概念 サービス利用料を分割で払うイメージ 元本と利息を返済するイメージ
試算に使う値 リース料率 金利
営業トーク 月々いくらでこの内容を使えるか 総支払額と利息負担がいくらになるか
顧客の関心 月々キャッシュアウトの軽さ 損得勘定と割高感の有無

この表をシート上部に置き、下部に次のようなエリアを並べると実戦的になります。

  • 左側: リース的な月額シミュレーション
  • 右側: ローン的な月額シミュレーション

入力するのは、契約金額と回数だけに絞ります。数字を変えた瞬間に左右の月額が動くので、顧客と一緒に「自分にとってストレスが少ない支払イメージ」を選べるようになります。

自社でシミュレーションシートを育てていく際には、数字だけでなく「日々の暮らしや働き方をどう変えるか」という視点も一緒に押さえておくと、提案の説得力が大きく変わります。ビジネスクレジットの月額試算とあわせて、顧客のライフスタイル全体をイメージしながら設計してみてください。
参考:Smart Life Style Lab(スマートライフスタイルラボ)

営業現場でそのまま使える月々ペイメント試算テンプレートの考え方

最後に、営業担当がそのまま持ち出せるテンプレートの設計思想です。ポイントは「迷わず3パターン比較できること」です。

テンプレートには、最低でも次の3つの回数を固定列で用意しておくと、役務商材では扱いやすくなります。

パターン 回数 想定シーン
A 60回 5年以内に完済したい顧客向け
B 72回 月額負担と期間のバランスを重視する顧客向け
C 96回 月々の支払をとにかく軽くしたい顧客向け

シート上では、上部に「契約金額」「リース料率の目安」を入れるセルをまとめ、その下に各パターンの月額が自動表示される構造にします。営業トークはこの順番が扱いやすくなります。

  1. まずは60回で説明し、「標準」がどこかを共有する
  2. そこから72回に伸ばした場合の差額を見せる
  3. 最後に96回で「ここまで軽くもできる」と見せる

このとき、単に月額の安さを強調するのではなく、「〇年目以降も支払いが続く感覚」を必ず一言添えると、長期クレームの芽をかなり抑えられます。エクセルのシミュレーションは、成約率を上げる武器であると同時に、無理な契約を止めるブレーキにもできます。

96回払いがビジネスクレジットでいつまでに払うかを一緒に決めるコンサル術

「何回で組めるか」ではなく「いつまでに返し切るか」を一緒に設計できるかどうかで、長期クレジットは武器にも爆弾にもなります。ここでは、リースやクレジットの現場で実際にやり取りしてきた感覚値も交えて、成約率と紹介数が同時に上がる聞き方と見せ方を整理します。

顧客の年齢やキャリアプランから適正回数を一緒に決めるヒアリング術

長期の支払回数を決めるときに、単に「月いくらなら払えますか」と聞くだけだと、ほぼ確実に回しすぎになります。おすすめは、次の3ステップです。

  1. 年齢とライフイベントをざっくり並べる
  2. 収入の「谷」と「山」が来そうなタイミングを確認する
  3. その後のキャリアで回収できる時期を一緒にイメージする

たとえば30歳でキャリアアップ目的のスクールを検討している人なら、以下のように整理します。

質問軸 具体的な聞き方 回数設計で見るポイント
年齢・家族 何歳くらいまでに大きな出費が増えそうか 住宅ローン開始前に返し切るかどうか
仕事 いつ頃収入アップを狙っているか 昇給前は月額を抑え、昇給後に重くしすぎない
転職・独立 独立の予定時期はあるか 独立直後のキャッシュフローを圧迫しない回数

このヒアリングをすると、「96回でギリギリ払う」よりも「72回で少し頑張る」方が、その人の人生にフィットする場面が見えてきます。私の視点で言いますと、ここまで聞ける事業者は、クレジット会社の審査担当からも「顧客の支払能力をちゃんと見ている」と評価されやすいです。

あえて60回や72回で止める判断をして紹介が増えた事例タイプ

長期回数は、使えるからといって常に最長を提案すると、紹介が増えません。現場で紹介が増えやすいのは、次のようなパターンです。

  • 30代前半・未婚の受講生には60回を軸に提案
  • 40代で住宅ローンを控えている人には72回までに抑える
  • 収入がすでに高い人には「短め回数+将来の選択肢」を提示

あるスクール運営者のケースでは、最初はすべて96回で提案していましたが、途中から次のように切り替えました。

顧客タイプ 以前の提案 見直し後の提案 変化したこと
20〜30代 一律96回 60〜84回を一緒に設計 返金相談が減り紹介が増加
40代以上 一律96回 60〜72回を中心に提案 「ちゃんと考えてくれた」と信頼感アップ

結果として、成約率はほぼ変えずに、友人紹介の件数が増えたという話は、業界内ではよく共有されています。ポイントは、「最大回数を提示しない勇気」が長期的な売上を守るという発想です。

相談者とのLINEやメールで頻出する不安ワードとその返し方の鉄板パターン

長期のクレジットやリースを案内すると、チャットにはほぼ同じ不安ワードが並びます。このパターンを押さえておくと、返信テンプレートを整えやすくなります。

不安ワード 背景にある本音 返し方の鉄板パターン
本当に最後まで払えるか不安 将来の収入に自信がない 「キャリアプランに合わせて60回と72回の2案を一緒に比べませんか」と、回数を選ぶ主導権を渡す
こんなに長く払って大丈夫か 長期ローンへの抵抗感 「住宅ローンと違い、スキル習得後は収入アップを見込める投資です。その分、無理のない回数で設計します」と投資の意味付けをする
途中で状況が変わったらどうなるか 転職・出産などの変化が怖い 「途中解約や返金ルールを事前に一緒に確認してから回数を決めましょう」と、契約条件の透明性を強調する

返信のコツは、金額の話に引きずられず、「人生設計」「キャリア」「リスクヘッジ」という3つの軸に必ず触れることです。ここを丁寧に返しておくと、後から支払い停止やトラブルになりにくく、クレジット会社からの信頼も積み上がっていきます。

長期回数は、押し売りの道具にした瞬間に信用を削りますが、「人生のタイムラインを一緒に描くツール」として扱えば、成約も紹介も同時に増える強力な決済戦略になっていきます。

役務ビジネスの分割決済導入でまかせて信販が選ばれる理由をさらっと整理

「高額サービスを売る側も買う側も、息切れしない分割設計」を実現できるかどうかで、売上もクレーム数もまったく変わります。ここでは、役務分野に特化して支援してきた事業者がなぜ選ばれやすいのかを、表とチェックリストで一気に整理します。

役務商材や設立浅い企業に特化してきたから見えている審査のツボと落とし穴

物販向けのリースやクレジットと違い、スクールやエステのような役務は「目に見える担保がない」「提供期間と支払期間がズレやすい」という理由で、審査の評価軸が変わります。

私の視点で言いますと、同じ年商でも、以下のポイントを押さえた事業者は通過率がはっきり違います。

ポイント 通りやすい見せ方 落ちやすいパターン
提供スケジュール 月ごとの提供内容とマイルストーンを明示 「トータル○時間」の一行説明だけ
役務提供期間と支払期間の関係 提供期間≦支払期間でロジックを説明 提供1年なのに支払い8年のまま申請
代表者の履歴 業界での経験・資格・過去事業を資料で提示 「新規参入です」の一文で終わらせる
顧客属性 職業・年収レンジ・ターゲット像をデータで示す 「幅広い方が対象」とあいまいに書く

設立1年未満でも、代表者の職歴や過去の実績をきちんと文書化し、提供スケジュールを分解して見せるだけで、同じビジネスモデルでも評価が変わるケースが多くあります。

リースやビジネスクレジットを商品の紹介ではなく決済戦略として設計する視点

長期分割を「支払い方法のオプション」としか扱わないと、成約率も単価も頭打ちになります。成約パターンを見ていると、強い事業者は決済をセールス設計の中心に置いています。

決済戦略として押さえるべき視点

  • 単価設計

    ・120万円を一括と分割でどう見せるか
    ・60回と96回で月額インパクトがどう変わるか

  • プラン構成

    ・ベースプランは60回、家計状況次第で72回・84回に広げる
    ・トヨタのバリュープランのように「将来の負担感」も同時に説明する

  • 営業トーク

    ・「月々○円」だけでなく、支払い完了時のキャリアや売上目標もセットで描く
    ・顧客の返済余力から逆算して回数を提案する

リース、ローン、ビジネスクレジットを横並びで比較し、「自社の提供期間」「顧客属性」「単価レンジ」から、どのスキームを軸にするかを決めておくと、金融機関との交渉もスムーズになります。

導入後の未回収リスクや資金繰りまで含めて相談できるパートナーを持つ意味を噛みしめる

長期分割の怖さは、導入時より「2年後、3年後」に表面化します。返金相談や途中解約が増えた瞬間、現場は一気にパンクしやすくなります。

パートナー選定でチェックしたい観点

  • 審査だけでなく、途中解約や返金条件まで一緒に設計してくれるか
  • クレジット会社との契約と、自社の役務契約の役割分担を整理してくれるか
  • 返金率や審査通過率を定期的に分析し、回数設定やトークの改善まで提案してくれるか
サポート範囲 単なる決済代行 役務特化の支援パートナー
導入時の説明 ツールの使い方中心 ビジネスモデルと回数設計から議論
契約・約款 雛形の提供のみ 途中解約・返金条件を一緒に整理
導入後のフォロー システム障害対応中心 未回収・クレームの傾向分析まで

ビジネスクレジットやリースは、導入して終わりではなく「育てるインフラ」です。高額役務を継続的に販売していくなら、決済の仕組みと同時に、審査、契約、資金繰りまで一緒に伴走してくれる専門家を早めに押さえておく価値はかなり大きいと感じます。

この記事を書いた理由

著者 – 岡田克也

まかせて信販として役務商材の分割決済を支援していると、「成約率を上げたいから長期回数を使いたいが、正直よく分からない」という相談を繰り返し受けます。私自身、設立間もないスクールやエステの導入支援の現場で、96回払いを営業側の勘だけで提案した結果、審査否決が続いたり、途中解約や返金を巡るトラブルに発展したケースを何度も見てきました。契約書では役務提供期間と支払期間のズレを十分に説明できていなかったり、ビジネスクレジットと役務契約の違いを曖昧なまま案内してしまい、未回収リスクとクレームを同時に抱え込んでしまうパターンもありました。本来、96回払いは使い方さえ誤らなければ、資金繰りと成約率の両方を支える強力な武器になります。東京都港区赤坂で日々、審査のツボや契約実務を一緒に組み立ててきた立場として、営業トークではなく数字と契約に基づいた判断軸を、一つの記事にまとめる必要を感じました。安全に長期分割を使いたい事業者の方が、同じ失敗を繰り返さずに済むように、現場で本当に機能している考え方だけを書きました。